休日、日比谷で映画「トゥルーノース」を観た!
原題「TRUE NORTH]。監督、脚本、プロデューサー、清水ハン栄治。声の出演、ジョエル・サットン、マイケル・ササキ、ブランディン・ステニス、エミリー・ヘレスなど。インドネシアと日本合作のアニメーション映画。

1960年代の帰還事業で日本から北朝鮮に移民した家族の物語。平壌で幸せに暮らすパク一家は、父の失踪後、突然家族全員が政治犯強制収容所に送還されてしまう。過酷な生存競争の中、主人公ヨハンは次第に純粋で優しい心を失い他者を欺く一方、母と妹は人間性を失わず倫理的に生きようとする。「誰が正しいとか、間違っているかではない。誰になりたいかを自分に問いなさい」。そんなある日、愛する家族を失うことがキッカケとなり、ヨハンは絶望の淵で「人は何故生きるのか」その意味を探究し始める・・・・、この続きは是非劇場でどうぞ!

在日コリアン4世である清水ハン栄治さんが、実際に収容体験を持つ脱北者や元看守にインタビューを行い、10年もの歳月を掛けて作り上げた。世界の映画祭で絶賛され、日本国内では本作が紹介されるとすぐに映画配給権は争奪戦となったという。

こんな平和な時代に、北では12万人以上の人達が未だに政治犯収容所に収監されている。自分が何もできないもどかしさ。切ない。伝えることぐらいしかできないが、一人でも多くの人にこの作品を観てもらいたい!
It's not about who is right, who is wrong. It's about.... who you want to be.