このバス停を探すのに苦労しました。
駅前のバス停ではなく、ハルピン駅に向かって左側の路地にあり。
「侵華日軍第七三一部隊遺址」はハルビン駅から20km離れた場所にある。338番か343番のバスで行き、新疆大街で降りる。

あらかじめ運転手さんに「侵華日軍第七三一部隊遺址」と書いた紙を見せ、行くかどうか確認。漢字の国は「筆談」が有効338番のバス、料金は二元

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バスの右側の席に座って、ずっと車窓から確認した。あった!慌ててバスを降りる。およそ1時間ほどで到着。日本軍特殊部隊の第七三一部隊の行状を一般公開する施設。

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入場無料。
イヤフォンガイドを借りて(15元)説明を聞きながら見学。デポジットは200元。

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当時、ここで人体実験をしていた日本人達のインタビューが流れている(1985年ごろのインタビュー)。時おり薄ら笑いを浮かべている人もいて妙に気持ち悪かった。命令と言われてやったのかもしれないがこれは殺人。一生償っても償い切れない。

同じ時代、リトアニアには杉原千畝さんのような命を救った人もいるのに・・・・・。

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気が付けば中だけで1時間半もいた。そのあと外を見学。
第七三一部隊の証言によれば、1936年から1945年までここで細菌兵器の研究開発を行った。

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「マルタ」と名付けられた約3000人もの中国人やロシア人が人体実験のため虐殺されたという。

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優秀だが、貧しくて学校に行けない将来有望な少年を特待生として迎え、教育したそうです。「ノー」と言わせないところが酷いです。

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線路の引き込み線もあったんだね。アウシュビッツを思い出す

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終戦直前、隠匿工作の為、主要な建築物は破壊され、膨大な機密資料が焼却されてしまった。

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ボイラー棟の残骸

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今も後遺症で苦しんでいる人達もいる。
日本人は本当に恐ろしいことをした。ここは、ハルビンのアウシュビッツだ。

すっかり日も暮れて、同じ338番のバスでハルビンに戻った。

to be continued......... 次はこちらへ